岩通計測株式会社

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ニュースリリース2008年11月18日

インバータ機器、インバータ用パワーデバイスの
開発費用のスピードアップに大きく貢献
6チャネル「パターン・ジェネレータDG―8000」を新発売



岩通計測株式会社(本社:東京都杉並区、社長:藤田 博之、資本金:4.5億円)は、インバータやパワーデバイスの開発に大きく貢献する「パターン・ジェネレータ DG-8000」を発売いたしますのでお知らせ申し上げます。

省エネの代表的な回路技術として「インバータ」があります。
エアコンの広告コピーなどにひんぱんに使われているインバータは、MOS FETやIGBTと呼ばれる半導体を使用したスイッチング回路で構成され、直流電圧を交流電圧に変換することにより、電気エネルギーを非常に効率よく使用することができます。
インバータのスイッチング回路の制御には、PWM(パルス幅変調)と呼ばれる特殊な制御技術を使用するため、その開発には高度なプログラム知識やハードウエア技術が必要でした。

DG-8000は汎用のパルスジェネレータに、業界で初めてインバータ制御機能を搭載したユニークな製品です。この機能を使用することにより、インバータやパワーデバイスの開発に不可欠なPWM信号の生成が、特殊な知識や技術を必要とせずに行うことができるようになります。
これにより、研究開発段階におけるインバータの動作検証の大幅な効率化が可能となり、開発期間の大幅なスピードアップと費用の圧縮に貢献します。

また、インバータ制御以外の用途においては、本機の「ベーシックモード6チャネル独立パルス制御機能」を使用することにより、複数台の信号発生器を組み合わせて複雑なタイミング制御を行っていた場合などに比べ、操作の大幅な簡素化と、コンパクト化がはかれます。

DG-8000はスタンドアロンでの動作が可能です。運転パターンモード(オプション)(開発中)を使用すれば連続運転試験などを容易に行うことができますので、信頼性試験などの試験システムへの組み込みにも最適です。

DG-8000の主な特長

  • 業界初のインバータ制御機能搭載。(汎用パルスジェネレータとして)
  • 6チャネル出力。3種のパルス生成モード(ベーシックモード6チャネル独立パルス制御機能、インバータモード、PPGモード任意パルス出力機能)を使用することにより、さまざまな用途に合わせた複数のパルス信号を容易に生成することができます。
  • ベーシックモードでは、連続する2つのパルス幅とパルス間隔を簡単に設定できます。本機能を使用することにより、パワーデバイスのスイッチング試験なども容易に行うことができます。
  • インバータモード(オプション)により、単相バイポーラや単相ユニポーラ、3相2レベルなどのインバータ制御用PWM信号を(キャリア周波数、変調波周波数、変調度等のパラメータ)を設定するだけで容易に生成することができます。
  • PPG(Pulse Pattern Generator)機能(オプション)により、最大6チャネルの任意パルス出力ができるので、複雑なタイミング制御を必要とするさまざまなアプリケーションに最適です。また、パルスパターンは専用のPCアプリにより容易に作成することができます。
  • 制御するデバイスなどの同時ON(注1)を防止するGAP時間制御機能や、動作中に周波数やパルス幅などのパラメータを6チャネル同時に継目無く変更できる、シームレスチェンジ機能など装置のデバッグに便利な機能を搭載しています。(注2)

標準価格

パターン・ジェネレータ DG-8000 900,000円(税抜き) 945,000円(税込み)

販売見通し

100台/ 年  

発売開始

2008年11月18日  

出荷開始

2008年11月18日  
DG-8000
外観写真
画像取得用URL:下記のアドレスから画像を取得していただけます。
  http://www.iti.iwatsu.co.jp/picture/DG-8000.jpg

お問い合わせ先

岩通計測株式会社 マーケティング部
〒168-8511 東京都杉並区久我山1-7-41
電話:03-5370-5473 FAX:03-5370-5492
(注1)  
● デバイスの同時ON
下図はインバータ回路の一部です。
図上の上下のデバイスは交互にONとなって動作しますが、同時にONすると電源がショートして破壊されます。開発者にとって、これを避けるPWM信号の生成はかなり骨の折れる仕事でした。
DG-8000は上下のデバイスを自動的に同時ONさせない「GAP時間制御機能」を備えているので、開発スピードアップと同時に安全性の向上も実現しました。
デバイスの同時ON
(注2)  
● 動作中の周波数変更(シームレスチェンジ)
連続したパルス制御については、発振中に動作を止めることなく、周波数やパルス幅などを変更したい事例がよくあります。もし、発振中に一瞬でも動作が止まった場合には装置の誤動作をまねき、場合によっては装置の破壊をまねく場合もあるからです。このため、発振中に周波数などを継目なく変更できることは信号発生器の重要な要素となります。
図1は発振中に周波数を100kHzから200kHzに変更した場合の出力波形の観測例です。本装置では周波数変更点において動作が止まることなく連続した発振動作が続きます。それに対して、この機能を持たない信号発生器の例では、周波数変更後に発振動作が停止する不連続点が発生します。
本装置にはシームレスチェンジ機能が搭載されていますので、発振中に動作を止めることなく6チャネル同時に周波数やパルス幅などを変更することができます。
図1    
周波数を変化させても波形が連続的です。 周波数を変更した付近に不連続点が生じます。
DG-8000の出力波形 連続動作ができない発信器の出力波形
DG-8000の出力波形   連続動作ができない発信器の出力波形
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