2003年6月20日
岩通計測株式会社 広報宣伝担当
マスソフト・エンジニアリング・アンド・エデュケーション・インク 日本オフィス

世界で150万以上のユーザが選んだ

技術計算・ドキュメンテーション・ソフトウエア

Mathcad ®の最新バージョンMathcad 11日本語版を発売


岩通計測株式会社(本社: 東京都杉並区、 社長: 福嶋 洋、 以下"岩通計測")と、米国マスソフト・エンジニアリング・アンド・エデュケーション・インク(本社: 米国マサチューセッツ州ケンブリッジ、 最高経営責任者: クリス・ランドルズ、 以下"マスソフト社")は、岩通計測が国内正規マスターディストリビュータとして取り扱うマスソフト社の技術計算・ドキュメント作成ソフトウェア「Mathcad(マスキャド)」の最新バージョン「Mathcad 11日本語版」の販売を開始しましたのでお知らせ致します。

Mathcadは、設計計算や実験データ解析などの様々な技術計算を行うだけでなく、計算の過程や前提条件、結果に対する考察などの関連情報を統合した「実行(計算)可能なドキュメント」を作成する機能を提供します。Mathcadを使用することで単なる計算プログラムを開発するのではなく、設計計算書や設計マニュアル、実験評価マニュアルなどの電子コンテンツ化と標準化を実現し、それらの共有・再利用を促進することができます。

Mathcad 11では、ユーザが最も頻繁に使用する機能を中心に、1)数学計算機能、2)操作性、3)データ入出力、4)ワークシート保存・共有機能の4つの分野で、機能強化が図られています。またMathcad 11より、従来のシングルユーザ版に加えて、企業における組織的な利用を念頭に置いて、ライセンス管理面と文書管理面の機能を強化したエンタープライズ版も販売開始します。

Mathcad 11の主な特長と、新機能については、下記を参照ください。

< Mathcad 11の特長 >

1. 計算機能

通常の数学表記により数式を入力、即座に結果を表示
使い易い数学エディタにより、日常使い慣れた数学表記で式や値を定義するだけで、Mathcadは即座に計算を実行し、その結果もやはり通常の数学表記を用いて表示します。Mathcadの記述は誰が見ても理解できる表記なので、計算の過程や結果を簡単に共有・伝達することができます。

ワークシートの自動再計算
変数や式の定義が変更されると、影響を受ける式を自動的に再計算し結果の値やグラフを更新します。パラメータスタディや新しいデータを使った解析などを簡単に行えます。また常にワークシート内の情報と計算結果の整合性を維持することができます。

単位を認識した計算と表示
Mathcadでは単位を用いて値を定義できます。SI, MKS, CGS, US慣習単位系の組込み単位のほか、独自の単位の定義も可能です。計算結果には自動的に適切な単位が付いて表示されます。単位間の自動変換機能のほか、常に単位の次元解析を行い、単位の次元に不一致があればエラーを警告します。計算結果の意味を確実に理解できると共に、単位に起因する誤りを防ぐことができます。

豊富な計算・グラフィックス機能
Mathcadは、技術計算の様々なにニーズに対応する豊富な演算子や関数を備えています。一般的な数値計算だけでなく、数式処理も同様の容易さで行うことが可能です。また結果を簡単に視覚化するための2D/3Dプロット、アニメーション機能も備えています。

Mathcadの基本機能を拡張するアドオン製品
Mathcadの機能を拡張するために、方程式の求解と最適化、信号処理、画像処理、ウェーブレットといった用途別の関数を追加するMathcad拡張パックと電気工学、機械工学、土木工学向けの各種公式集やリファレンス情報を収録したMathcad ライブラリがオプション製品として用意されています。

2. ドキュメントの作成

様々な情報を統合したドキュメントの作成
Mathcadワークシート上には、数式だけでなく、グラフ、テキスト、図、表などを自由に配置できます。それにより、単に式や値だけでは伝えられない様々な情報を統合した実行(計算)可能なドキュメントを作成できます。ヘッダ・フッタやスタイルガイドの設定、テンプレートなどを用いて、統一した書式の文書作成が可能です。また文書にハイパーリンクを設定したり、複数のMathcadワークシートから構成される目次や索引を備えた電子ハンドブック作成機能も備えています。

情報の保護と隠蔽
ワークシート全体あるいは特定の情報を保護したり隠蔽するための機能も提供します。例えば、特定の計算式を編集できないようにして整合性を確実にしたり、企業間で情報共有するような場合に必要な箇所は隠蔽しつつ、かつ計算は完全に実行できる形で情報提供するといったことが可能になります。

3. ドキュメント共有と統合

ドキュメント共有
Mathcadワークシートは、独自形式のほか、リッチテキスト文書として保存してワープロソフトに取り込んだり、PDFライタを使ってPDFファイルとして保存できます。またHTMLファイルとして保存してWeb上で公開することもできます。これによりMathcadユーザ間だけでなく、非ユーザとの情報共有も簡単に行えます。

Windowsアプリケーションとの統合
Mathcadは、データファイルのインタフェースやOLE機能のサポートを通じて、Windowsアプリケーションと連携して使用できます。Excel上のデータを簡単にMathcadに取り込んで解析したり、Excelの表をオブジェクトとしてMathcadワークシートに埋め込むことが可能です。逆にExcelからMathcadの機能を利用することもできます。

豊富な情報リソース、サンプル、電子ハンドブック
ヘルプメニューには、多くの公式や物性データなどの情報が収められています。公式やデータはそのままユーザのワークシートにコピー&ペーストして利用できます。MathsoftTM社のウェブサイト(http://www.mathcad.com/)には、サンプルファイルや分野別電子ハンドブックが公開されており、情報を参照し利用することができます。

< Mathcad 11の新機能・拡張機能 >

Mathcad 11は、各種データの入出力、ワークシート編集、数学計算、ワークシートの保存・共有など、ユーザが頻繁に利用するMathcadの核となる機能を中心に操作性の改良と機能の拡充が図られています。

1. 数学計算機能

微分方程式ソルバの機能強化
・1次元の放物線型および双曲線型偏微分方程式(PDE)ソルバの追加。
・スティッフな常微分方程式を扱うためのRadau法ソルバの追加。
・微分代数方程式(DAE)に対応。

関数の機能強化
・切り捨て・丸め関数、ベッセル関数、ハンケル関数が複素数の引数に対応。
・スケール化されたベッセル関数とガンマ関数が追加され、オーバーフローエラーへの対応が改善。
・X=0の時のsin(X)/Xの動作改善のための関数sincの追加。
・乱数発生関数のシード値を動的にリセットする関数Seedの追加。
・データ適合関数genfit、expfit関数の改善。
・エラートレース機能の改善。

2. 操作性の向上

ワークシート編集機能の強化
・日本語インライン入力機能の改善
・Undo/Redo機能の改善
・領域をグリット単位で移動可能

ユーザインタフェースの強化
・ユーザインタフェースの日本語・英語切替え
・オンラインリソース・ツールバーの追加
・Mathcadコントロールコンポーネント・ツールバーの追加
・頻繁に使う機能のツールメニューの追加
・環境設定ダイアログの追加

3. データ入出力

データファイル入出力機能の強化
・バイナリ・ファイル入出力関数(READBIN/WRITEBIN)の追加
・ファイル入出力コンポーネントが、形式の混在したデータを含むデータに対応
・Microsoft Excelとのデータ交換機能の強化
・APPENDPRN関数の改良
・UserEFI(ユーザ定義関数DLL)が文字列引数に対応   
・Microsoft Excelとのデータ交換機能

4. ワークシート保存・共有

ワークシートの保存・変換機能
・リッチテキスト形式ファイルへの変換機能の強化
・Matacadの従来のバージョン(6, 7, 8, 2000, 2000i, 2001)の形式でワークシートを保存可能
・HTTPサポート機能が更新され、Webサーバー上の遠隔のMathcadワークシートが利用可能
・HTMLファイルの相対レイアウト出力機能の追加
・Webページ保存ウィザードの追加
・双方向のHTML/MathMLサポート機能が追加

ワークシートの保護機能
・ワークシート全体レベルでのの保護設定機能を追加

< Mathcad 11エンタープライズ日本語版 >

Mathcad 11エンタープライズ日本語版は、ネットワーク上でのライセンス共有管理や文書共有管理機能を追加し、企業や研究機関における組織レベルでのMathcadの利用を支援します。

ネットワークでの共有管理
ネットワーク上でMathcadライセンスを共有管理する機能です。ライセンス形態には「ノードロック形式(実行するコンピュータとして特定のPCを設定)」と「フローティング・ネットワーク形式(同時に使用可能なライセンス数を設定)」の2種類があります。

システム的な文書管理
Microsoft社のドキュメント管理システムであるShare Point Portal Serverに対応し、Mathcad 11ワークシートの検索、チェックイン・チェックアウト、バージョン更新管理をShare Point Portal Server文書リポジトリ管理機能を用いて行うことが可能になり、よりシステム的な文書管理を実現します。

同じ計算を電卓で繰り返している、表計算ソフトによる技術計算に機能不足や使い辛さを感じている、計算過程や結果を解りやすい形で報告し共有する手段が必要、設計計算プログラムや設計計算書を効率的に作成・共有化したい、工学計算に基づく技術ノウハウを共有・継承・再利用したい...Mathcad 11は、こうしたニーズに最適なソリョーションを提供する技術計算・ドキュメンテーション・ソフトウエアです。

マスソフト社について
Mathsoft Engineering & Education, Inc.は、企業、研究機関、教育機関向けの技術計算および計算情報管理(Calculation ManagementTM)のためのソフトウェアのリーディングベンダです。 同社のMathcadは、設計計算や実験データ解析など様々な工学計算を容易に行うだけでなく、それらの計算の背景にある新しい着想や経験に基づく知見、計算過程と結果に対する考察といった様々な関連情報を統合して電子ドキュメント化し、これらの重要な"知的情報資産"の蓄積・共有・再利用を促進します。また工学計算業務における誤りの発生を低減し、また検証性を上げることで、開発・設計プロセスの品質向上を支援します。
(URL:http://www.mathsoft.com/

岩通計測について
岩通計測は、産業界の研究・開発はもちろん文教、サービス・ラインに至るまで幅広いユーザニーズに対し、オシロスコープをはじめとする電子測定器を提供する計測器の総合メーカです。そして、2002年10月1日岩崎通信機株式会社計測事業部門を分社独立し計測器専門会社として新しくスタートしました。弊社は、世界唯一の総合オシロスコープメーカとして、コンピュータや高度情報通信社会の発展とともに歩みエレクトロニクス技術を支え、計測ソリューションを通しトータルで社会に貢献しています。
(URL:http://www.iti.iwatsu.co.jp/

ここをクリックすると、拡大されます。
Mathcad 11実行例


 注1.Mathcadは、米国Mathsoft Engineering & Education, Inc.の登録商標です。
 注2.Mathsoft, Calculation Managementは、米国Mathsoft Engineering & Education, Inc.の商標です。
 注3.その他製品名等は各社の商標または登録商標です。

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